睡眠を阻害する原因の1つにブルーライトがあります。
パソコン、スマホ、テレビ、LED電球など、現代ではあらゆるところからブルーライトが飛んできます。
その為、完全にブルーライトをカットしようと思うと現代的な生活ができません。
現実的な対策としては、ブルーライトを軽減させる工夫です。
多くの人がブルーライトを浴びる原因になっているスマートフォンの中でも、iPhoneのブルーライトカットにおすすめの「nightshiftモード」をご紹介します。
iPhoneのnightshiftモードとは?
iPhoneのiOS9.3からnightshift(ナイトシフト)モードが搭載されました。
個人的には革命的な出来事でしたが、これによって睡眠にも好影響が期待できます。
iPhoneなどのスマートフォンからは、ブルーライトという光が出ています。
夜は暗くすることが、睡眠にとっては絶対的に必要な条件です。
夜でも明るいと、脳はまだ夜ではないと勘違いします。
これは、睡眠を司るメラトニンという物質が、光に依存して分泌するためです。
“天然の睡眠薬”メラトニンの解説はこちらから

ただ明るいだけでも、このメラトニンの分泌に悪影響を与えますが、特に悪いのがブルーライトと呼ばれる種類の光です。
ブルーライトは簡単に言えば太陽光に近い光の種類です。
その為、脳は朝と勘違いしやすい光の種類と言えます。
このブルーライトを夜に浴びると睡眠の質が下がり、寝つきも悪くなります。
スマホを使わないという選択肢が睡眠にとっては一番いいですが、現実的には難しいケースも多いと思います。
そんな時の対策として、少しでもブルーライトをカットする方法が必要になりますが、それに最適な方法がiPhoneのnightshiftモードです。
iPhoneのnightshiftモードは、iPhoneから発せられるブルーライトを軽減してくれる機能です。
最初は慣れない人もいるようですが、慣れれば目の疲れの軽減、睡眠の質の向上、寝つきを良くするなどの効果が期待できます。
iPhoneのnightshiftモードでブルーライトカットをする設定方法
では、実際にiPhoneのnightshiftモードの設定方法をご紹介します。
①iPhoneの設定を開く
②設定内の「画面表示と明るさ」を開く
③画面表示と明るさ内の「nightshift」を開く
④nightshift内の「時間指定」で開始時間と終了時間を設定
「手動で明日まで有効にする」でもnightshiftの設定は可能ですが、これは毎日使える設定にするのがおすすめです。
この画像の設定では、昼の12時から朝の7時まではnightshiftモードになるという設定です。
つまり、朝の7時から12時までは通常の設定になります。
こちらは好きな設定でいいと思いますが、朝は光を浴びて体内時計のリセットを行うことが必要ですので、午前中に過度なブルーライトカットが必要とは言えません。
ただ、朝に外でしっかり光を浴びるのであれば、常にnightshiftモードをオンに設定していいと思います。
また、睡眠に関わらず単純に目の負担を軽減するという点では常にnightshiftモードをオンにしておくと良いと思います。
常にnightshiftモードでブルーライトカットをする設定方法
常にnightshiftモードをオンにする機能は、今のiPhoneではありません。
ただ、常にnightshiftモードをオンにする方法があります。
先ほどの画面のように、nightshiftモードの設定は開始時間と終了時間があります。
これを利用し、夜中の寝ている時間帯に1分だけ終了する設定にしておけば常にnightshiftモードをオンにしているのと同じ効果が得られます。
例えば、開始時刻を3:01に設定し、終了時刻を3:00に設定します。
このように設定すれば、nightshiftモードは3:00~3:01以外は常にオンという状態になります。
この時間に寝ていれば、nightshiftモードを常にオンの設定と同じことになります。
Nightshiftモード以外にもブルーライトカットの対策が必要?
このように、iPhoneユーザーはnightshiftモードを使うことでブルーライトカットができます。
無料で出来ますし、手間も大してかかりません。
Nightshiftモードは電池の消費が早いという噂がありましたが、検証してもそのような結果は出ないと言われています。
(別件のアップデートが原因のようです)
その為、iPhoneユーザーならnightshiftモードを使わない理由がないと言える機能だと思います。
ただ、nightshiftモードだけでブルーライトカットが万全かというと、そうでもありません。
ブルーライトはiPhoneだけでなく、パソコンからもテレビからもLED電球からも来ます。
また、nightshiftモードはブルーライトを軽減するだけですのでゼロにはなりません。
個人的には、nightshiftモードだけでは不十分と感じています。
私はnightshiftモードを設定しながら、合わせてブルーライトカットシートをiPhoneに貼っています。
さらに、ブルーライトカット眼鏡も使用しています。
パソコンにはブルーライトカットアプリを使用し、パソコンにもブルーライトカットシートを貼っています。
そして何よりも重要なのは、そもそものスマホやパソコンの使用時間を減らすことです。
特に夜の使用を控えることが大切です。
ただ、夜にはスマホ禁止は現実的ではないので「極力控える」ようにしています。
ブルーライトカットシートなどはお金がかかりますが、nightshiftモードは無料です。
まずは無料でできることからブルーライトカット対策をしていくことをお勧めします!
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