睡眠時間6時間以下の脳は飲酒と同じレベル?

睡眠時間6時間以下の脳は飲酒と同じレベル?

 

最適な睡眠時間は人によって異なります。

ロングスリーパー、ショートスリーパーという言葉もあり、一概に「何時間寝ればOK」とは言えないのが睡眠時間です。

 

ただ、多くの日本人は睡眠不足の傾向があると考えられています。

 

何時間寝れば大丈夫という認識は人によって異なりますが、「6時間睡眠で大丈夫」という意見はよく耳にすると思います。

 

しかし、6時間の睡眠時間では適正な睡眠時間の目安を下回っています。

また、睡眠時間と脳の働きの調査結果では6時間睡眠の脳の状態は飲酒と同じレベルという衝撃的な報告もあります。

 

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睡眠時間6時間以下の脳は飲酒レベルの働き?

「睡眠時間は6時間あれば大丈夫」には何の科学的な根拠もありません。

ショートスリーパーや高齢者であれば当てはまりますが、ショートスリーパーは遺伝的に決まっていると言われ、後天的になれるものではありません。

 

ショートスリーパーとは?ショートスリーパーの定義

ショートスリーパーとは?ショートスリーパーの定義と特徴
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また、睡眠時間が6時間以下だと脳の働きが低下してしまうことが分かっています。

そして、その脳の機能が低下するのは一体どの程度なのかという実験が、アメリカの大学で行われました。

 

その結果が、6時間以下の睡眠を2週間続けた結果、脳の働きは飲酒時と同じレベルまで低下すると発表されました。

 

飲酒と同じレベルというのは、この実験では缶チューハイ2杯程度と言われています。

お酒の強さによって缶チューハイ2杯の程度は異なると思いますが、大まかなイメージとしては「ほろ酔い程度」のイメージでいいと思います。

 

脳の働きが低下している状態であれば、記憶力の低下や判断力の低下が起こります。

この為、飲酒運転が法律で禁じられて厳しい罰則があります。

 

ただ、寝不足運転は法律で罰せられていません。

 

交通事故と睡眠時間の調査結果などは特にありませんが、交通事故の原因の1つは睡眠不足の可能性が考えられます。

 

アメリカの大学で行われた睡眠時間の実験結果

では、実際にアメリカで行われた睡眠時間と脳の働きの実験はどのようなものなのでしょうか。

この実験は、ペンシルベニア大学とワシントン州立大学が合同で行った実験です。

 

平均睡眠時間が7~8時間の健康な男女48名を集め、14日間4時間睡眠、6時間睡眠、8時間睡眠のグループに分けて、その影響を調査するという内容でした。

 

この結果、6時間睡眠のグループでは判断力の低下や注意力低下、認識力の低下などが見られました。

この判断力などの低下は、血中アルコール濃度0.10%の状態と似た反応時間を見せました。

 

これが、「6時間睡眠の脳の働きは飲酒と同じレベル」と言われる所以です。

 

ちなみに、4時間睡眠のグループに関しては脳の働きをチェックする間に居眠りをしてしまうなど、実験結果を調べるのが困難な人もいたようです。

 

6時間睡眠を2週間続けている人の割合は分かりませんが、厚生労働省の調査結果では日本人の4割が平均睡眠時間6時間を下回っているとしています。

 

つまり、飲酒と同じレベルの脳の働きの人は日本人の約4割とも言えます。

 

日本人の平均睡眠時間の調査結果はこちら

日本人の平均睡眠時間は?厚生労働省の調査結果
日本人の平均睡眠時間は?厚生労働省の調査結果が発表されています。 この厚生労働省の調査結果では、日本人の平均睡眠時間っはどんどん短くなっていることが分かります。 特に睡眠時間が6時間未満の割合が増え、約4割が平均睡眠時間6時間未満と言われています。 睡眠不足の影響を考えると、非常に怖い調査結果です。

 

睡眠時間が6時間で大丈夫だと勘違いする理由

そんな実験結果を受けても「自分は6時間睡眠で十分」と思う人もいると思います。

この理由は、睡眠不足による脳の機能低下です。

 

慢性的に睡眠不足の人は、自信の睡眠不足を認識できなくなると言われています。

脳の働きが低下しているので、現状を客観的に認識する能力が落ちているとも言えます。

 

その為、寝不足の人ほど「元気です。大丈夫です。」と思っているケースがあります。

つまり、睡眠不足に関しては自分の感覚はあまりあてにならないということです。

 

これは飲酒レベルの脳の状態ということで、お酒に例えればわかりやすいと思います。

 

「俺は酔っ払ってねーよ、大丈夫だよ!」

 

という明らかに酔っぱらった人は、飲み会でよく見かけると思います。

6時間睡眠でも大丈夫は、この状態に近いと言えそうです。

 

睡眠時間6時間以下の寝不足を回復させるまでに必要な期間は?

では、実際に6時間以下の睡眠時間が続いている場合は、どのように回復させればいいのでしょうか。

睡眠時間が6時間以下の寝不足を回復させるためには、数か月程度かかると言われています。

 

1日徹夜した程度であれば、翌日にしっかり寝ればその影響はほぼないと言われています。

それは、断眠時間が長いほど徐波睡眠と呼ばれる深い睡眠の時間が増える為です。

 

ただ、長期間の睡眠不足の場合はそうすぐには回復しないと言われています。

 

数年以上の睡眠不足では、その間の脳の機能低下が回復するかすらまだ分かっていないと言われています。

つまり、長期間の睡眠時間はもうあとからは取り返しがつかない可能性すらあるということです。

 

あまりに忙しかったり突発的なトラブルがあったりした場合、学生のテスト前など1日徹夜するくらいで脳がおかしくなることはありませんが、長期間の睡眠不足は恐ろしい結果を招く危険性が指摘されています。

 

睡眠不足の影響は?脳の働きが低下すると起こること

睡眠不足の影響は、一言で言えば脳の機能低下です。

また、脳だけでなく身体にも問題が起こります。

 

睡眠の役割を一言で言えば、「脳と身体のメンテナンス」です。

メンテナンスを怠れば、機能低下もしますし故障するかもしれません。

 

緊急事態にメンテナンス時間を削ることがあっても、慢性的にメンテナンスを怠れば大事故に繋がります。

 

睡眠不足の影響の詳しい解説はこちらから

睡眠不足の影響とは?
睡眠不足の影響とは?睡眠不足の影響について睡眠健康指導士上級が解説します。 睡眠不足になると、脳にも身体にも異常が起こります。 特に脳の機能が低下は大きく、記憶力低下や判断力低下から交通事故・学力低下などの影響があります。また、死亡の危険性も増加します。さらに、食欲の増加でダイエットの失敗にも繋がります。

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