NHKスペシャル「睡眠負債が危ない」で放送の睡眠負債とは?

NHKスペシャル「睡眠負債が危ない」で放送の睡眠負債とは?

 

2017年6月18日(日)に、NHKで「NHKスペシャル 睡眠負債が危ない」が放送されます。

睡眠負債とは、睡眠不足が積み重なった借金のようなものです。

 

睡眠負債が溜まれば、脳に深刻な問題が起こってしまいます。

 

「私には関係ない」と思う方も多いと思いますが、実は日本人の4割は慢性的かつ重度の睡眠不足です。

つまり、睡眠負債を溜め込んでいます。

 

軽症まで含まれば、20代~50代くらいなら大半の日本人が睡眠負債を抱えていると思います。

 

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睡眠負債とは?

睡眠負債とは、睡眠不足が重なったものです。

いわば睡眠の借金と言えるので、睡眠負債と呼ばれています。

 

睡眠の役割は色々とありますが、睡眠の役割の1つに脳の疲労物質やストレス物質の除去があります。

これは覚醒時(起きている時)にはできないので、睡眠時間中のみの機能です。

 

ところが、睡眠不足が続くとこの脳の疲労物質やストレス物質の除去が上手くいきません。

 

イメージ的には、掃除が中途半端に終わっている状態です。

この中途半端な掃除が続けば、ごみは溜まる一方です。

 

これと同じように、睡眠不足は脳の疲労物質やストレス物質の除去が追い付かないで溜まっていきます。

 

睡眠負債が溜まっている状態とは、いわば脳がゴミ屋敷になっているような状態です。

 

そんな脳がまともな働きをするはずがありません。

 

脳の働きが悪くなれば、記憶力の低下、集中力の低下、イライラしやすいなどの弊害が出ます。

そうすれば、判断ミスも増えます。

 

仕事はミスが続き、運転すれば交通事故のリスクも増えます。

イライラが続けば、人間関係も悪化します。

 

また、あらゆる病気のリスクも増えます。

 

最近では、睡眠不足とアルツハイマー病の関係も指摘されています。

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脳の働きが悪化すれば、アルツハイマー病が増えるのも納得です。

 

睡眠負債とは、それだけ恐ろしいものですが、多くの日本人はその睡眠負債を抱え過ぎているという点もまた恐ろしい話です。

 

睡眠負債の詳しい解説はこちらから

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「NHKスペシャル睡眠負債が危ない」の放送内容は?

「NHKスペシャル睡眠負債が危ない」は、予告ではこのような項目があります。

 

「日本人に広がる?睡眠負債とは」

「パフォーマンス低下&高まる重大疾病リスク」

「あなたに睡眠負債はある?手軽なチェック法とは?」

 

などが紹介されています。

 

そこまで目新しい話題という感じはないと思いますが、全く知らない人にはぜひ知って欲しいものばかりです。

 

仕事をしている日本人、育児をしている日本人で睡眠負債を抱えていない人がいるのか?

と思う程、日本人の睡眠時間は短いです。

 

日本人の睡眠時間は、世界最低レベルです。

それは、日本人が寝なくて大丈夫な民族という訳ではなく、ただ睡眠不足なだけです。

 

理由は、ここ50年での日本人の平均睡眠時間の推移を見れば明らかです。

日本人の平均睡眠時間の推移
日本人の平均睡眠時間の推移をご紹介します。 日本人の平均睡眠時間は年々減少の一途を辿り、50年間で約1時間減少しています。 日本人の平均睡眠時間が、適正な睡眠時間の目安を下回る結果になっています。 また、同時に夜の10時までに寝ている人の割合も減少し、50年前の3分の1程度まで減少しています。

 

パフォーマンス低下と重大疾病に関しては、挙げ切れない程多くの影響があります。

何しろ、人間の行動をコントロールする「脳」の機能が低下するので、いくらで影響は出ます。

 

睡眠不足の影響の詳しい解説はこちらから

睡眠不足の影響とは?
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また、睡眠負債のチェック方法で最も簡単な方法が「目覚まし時計を使わない」です。

 

目覚まし時計は寝ている間に大きな音を出して強制的に起こす方法です。

つまり、目覚まし時計で起きている=睡眠不足とも言えます。

 

人間の睡眠のメカニズムには、覚醒させる機能も備わっています。

つまり、目覚まし時計は本来必要ありません。

 

ただ、学校や会社に遅れない為には必要ですが、それは本来必要な睡眠時間を削って学校や会社に行っているということです。

 

目覚まし時計を使わないで、いつもの時間よりも2時間以上余計に寝ていた場合は睡眠負債があると考えられます。

 

平日は朝の6時や7時に起きて、休みの日は昼間で寝ている人は完全な睡眠負債を抱えている人です。

 

この場合、朝にカーテンを開けて強い光が入ってくる、家族が起きて朝はうるさいので起きるなどの場合は正確には分かりません。

 

しっかり眠れる環境で、いつもの起きる時間よりも2時間以上寝てしまう場合は睡眠負債があると思った方がいいです。

 

もっと簡単な方法ですが、睡眠時間が平均7時間を下回ったら睡眠負債を抱えていると考えてもいいと思います。

 

睡眠時間には個人差があり、年齢にもよって変わるので一概には言えません。

 

ただ、ロングスリーパーやショートスリーパーの数はあまり多くはなく、ショートスリーパーに変わる方法はありません。

よく言われますが、ショートスリーパーは先天的な要因でなっている人がいるだけで、後天的にショートスリーパーになる人はいません。

 

最適な睡眠時間の解説はこちらから

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適正な睡眠時間とは?理想の睡眠時間を知ることで睡眠を改善していきます。 適正な睡眠時間の目安は年齢によって異なります。また、個人差もあります。 ただ、多くの場合はこちらでご紹介する適正な睡眠時間の目安に入るはずです。 多くの日本人は睡眠不足ですので、まずは適正な睡眠時間の目安を目指すことが重要です。

 

睡眠負債の解消方法は?

睡眠負債の解消方法は、サプリでも健康法でもなく「寝ること」です。

睡眠不足を補うのは、睡眠以外にはありえません。

 

睡眠の役割を考えれば明らかです。

 

睡眠では、脳の機能の維持や記憶の整理、姿勢保持筋の回復などの役割があります。

 

ビタミンを摂っても脳の疲労物質が消えるわけではなく、たんぱく質をとっても筋肉の疲労が回復する訳ではありません。

 

睡眠は栄養の代わりにはなりませんし、運動しても栄養の代わりにはなりません。

 

健康をつくるのは、運動・栄養・休養ですが、これらは互いに関連しあっているものの互いをカバーできるわけではありません。

 

休養(睡眠)の不足は、睡眠でしかできませんので、睡眠負債の解消方法は睡眠をしっかりとるです。

 

ただ、長時間労働などなかなか睡眠時間を確保できないのも現状です。

日本人の働き方が変わらない限り、日本人の睡眠不足は変わらないと思います。

 

そんな中でもどうにか睡眠時間を確保するには、「昼寝」しかありません。

 

昼寝は、15分~20分であれば夜の睡眠に影響しにくいと言われています。

 

 

昼寝の効果とポイントの解説はこちらから

睡眠健康指導士が解説!昼寝の効果とポイント
睡眠健康指導士が昼寝の効果とポイントについて解説します。 昼寝は適度な時間、適切なタイミングであれば非常に効果的です。 疲労回復や午後の作業効率アップ、さらにアルツハイマー病の予防にも繋がります。 ただ、過度な昼寝は逆にアルツハイマー病のリスクを増大させますので注意が必要です。

睡眠負債を多くの人に知って頂きたい!

睡眠負債は、多くの日本人にとって身近なものです。

このNHKの放送をきっかけに、多くの人に知ってもらい、そして社会全体で解決していく流れが出来ればと思います。

 

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