睡眠障害対処12の指針①睡眠時間は人それぞれ

厚生労働省が推奨「睡眠障害対処12の指針」をご紹介します。

 

睡眠障害対処12の指針の解説はこちらから

睡眠障害対処12の指針とは?厚生労働省の睡眠指針
睡眠障害対処12の指針とは?睡眠健康指導士が推奨する睡眠障害の対処方法をご紹介します。睡眠障害対処12の指針は厚生労働省が推奨する正式なものです。 睡眠障害への対処は、日常生活の改善と医師による治療・投薬の2つが基本です。 その中でも日常生活の改善方法を分かりやすくまとめたものが睡眠障害対処12の指針です。

 

睡眠障害対処12の指針はその名の通り12の指針がありますので、その1つである「睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分」を解説していきます。

 

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睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分

睡眠時間については様々な見解があります。

 

「6時間寝れば大丈夫」

「8時間睡眠が理想」

「90分の倍数寝るのがいい」

 

このような睡眠時間に関する答えが、睡眠障害対処12の指針の1つ目です。

 

「睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分」

 

つまり、適正な睡眠時間は人それぞれということです。

 

ロングスリーパー・ショートスリーパーという言葉ありますが、人よりも長く眠るべき人と、人よりも短く眠るべき人がいるということです。

 

このような睡眠時間の個人差はあるので、「8時間寝ないといけない」「6時間寝れば大丈夫」などの明確な基準を置くことは困難と言えます。

 

その為、適正な睡眠時間の基準は「日中の眠気で困らない」ということです。

 

個人的にはこの見解が正しいと思いますが、ただこれを推奨することにはやや疑問が残ります。

 

それは、「睡眠不足が続くと日中の眠気を把握しにくくなる」「日本人の睡眠時間は短過ぎるのに、それを助長させはしないか」という2点です。

 

睡眠不足は自分で把握できない?睡眠不足は眠くならない理由

睡眠不足の影響は、身体のありとあらゆるところで起こります。

 

睡眠を「身体・脳のメンテナンス時間」と考えれば、それは当然のことです。

 

睡眠不足になると、脳の機能が大きく低下します。

その為、睡眠不足が慢性化すると、「体が疲れている」「頭が働かなくなっている」などの感覚も鈍ります。

 

睡眠不足が続くほど、自分が元気であるかのような錯覚に陥る可能性があります。

 

「俺は寝なくて大丈夫な人だから」

 

というセリフは誰もが一度は聞いたことがあると思いますが、そんな人がいれば突然変異中の突然変異か、この睡眠不足を自覚できなくなっているかのいずれかです。

100%睡眠不足を自覚できていないだけと考えるべきでしょう。

 

つまり、適正な睡眠時間を日中の眠気で判断してしまうと、そもそも睡眠不足の人はその判断が正確に出来ないということになります。

 

その為、睡眠不足がそのまま放置される可能性が高いです。

 

個人的には、適正な睡眠時間は一般的な数値を基本と考え、その範囲に抑えるのを大前提とします。

 

ただ、中には適正な睡眠時間よりも短い人、長い人がいるのでそこまでこだわる必要はないというくらいのスタンスが良いと思います。

 

ただし、ショートスリーパーの比率は非常に少なく、また大半の日本人は睡眠不足ですので安易に「自分はショートスリーパー」と判断するのは非常に危険なことと言えます。

 

適正な睡眠時間の目安とは?

適正な睡眠時間とは?理想の睡眠時間を知る
適正な睡眠時間とは?理想の睡眠時間を知ることで睡眠を改善していきます。 適正な睡眠時間の目安は年齢によって異なります。また、個人差もあります。 ただ、多くの場合はこちらでご紹介する適正な睡眠時間の目安に入るはずです。 多くの日本人は睡眠不足ですので、まずは適正な睡眠時間の目安を目指すことが重要です。

 

日本人の睡眠時間は世界最悪?短すぎる日本人の睡眠時間

現代の日本人は、世界で見ても圧倒的に睡眠時間の短い国民です。

 

日本人の睡眠時間は韓国人と並んで世界最低レベルです。

そして、その数値は悪化の一途を辿っています。

 

日本では高度経済成長期から睡眠時間がどんどん下がり、日本人の平均睡眠時間はここ50年で1時間も減少しています。

 

50年で人間が進化することはあり得ませんので、日本人は慢性的に睡眠不足になっていると言えます。

 

また、厚生労働省の調査では、日本人の40%以上が睡眠時間6時間を切っていると言われています。

さらに働く世代の睡眠時間の短さは顕著で、40代では約50%が睡眠時間6時間を切っています。

 

睡眠時間6時間未満がどのような状態かというと、脳の働きは酔っ払っているのと同じレベルと言われています。

 

つまり、日本人の半分は酔っ払って仕事をしているのと同じ状態です。

 

日本人はヨーロッパやアフリカなどと比べて、睡眠時間が短くて大丈夫な人種では?

という意見もあるかもしれません。

 

しかし、日本人は50年前まではここまで睡眠時間が短くなかったことでまずその可能性が非常に低いと言えます。

 

さらに、研究結果などなくても、日本の電車に乗れば日本人がどれだけ睡眠不足かわかります。

 

電車で座っている人の寝ている人数、寝方、寝ている時間帯などを考えても明らかに寝すぎです。

 

これは日本人が睡眠不足であることを証明する一幕です。

 

学生であれば授業中の居眠り、社会人であれば会議中の眠気など、日中に眠気と戦っている人が多いと思います。

 

睡眠障害対処12の指針①は「睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分」です。

 

日中の眠気で困らなくても、日中に眠気と戦わなければならない人、そして眠気との戦いに敗れ続けている人は睡眠不足と考えていいと思います。

 

授業がつまらなくても、会議が退屈でも眠くなる理由にはなりません。

 

日中の眠気に思い当たる節がある人は、睡眠不足と考えた方がいいと思います。

 

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