睡眠障害対処12の指針⑪睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと

睡眠障害対処12の指針⑪睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと

 

厚生労働省が推奨する「睡眠障害対処12の指針」を解説しています。

睡眠障害対処12の指針11個目は「睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと」です。

 

睡眠薬代わりに寝酒という人は実は多いと思います。

そしてお酒を飲めば眠れるというのもわかります。

 

ただ、お酒を飲んだ状態での睡眠の質は、当然ながら悪いです。

 

この状態では寝つきがよくなっても、睡眠の質は悪いのであまり効果はありません。

それどころか、逆効果になります。

 

「睡眠薬みたいな危ないものを使うなら、酒の方がまだマシ」という考えの人も多いと思いますが、これは大きな間違いです。

 

睡眠薬が危なかったのは、100年以上も昔の話で、現在処方されている睡眠薬(睡眠導入剤)では用法用量を大幅に超えても健康被害はないとされています。

 

むしろ深酒の方が圧倒的に危険ですので、寝酒をしないと眠れないならば安全な睡眠導入剤の方がおすすめです。

 

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睡眠障害対処12の指針⑪睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと

睡眠障害対処12の指針11個目は「睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと」です。

 

寝つきが悪いときに寝酒をするという人は、昔はかなり多かったのではないでしょうか。

現在でも多いと思いますが、身体に悪そうなイメージはあると思います。

 

実際にそのイメージどおりで、寝酒は睡眠の質を下げてしまいます。

 

睡眠の質が悪ければ、眠気がとれずに疲れもとれません。

 

その結果日中の活動が低下し、翌日の夜の寝つきも悪くなり再び寝酒という悪循環に陥ります。

 

アルコールは摂取量や個人差もありますが、摂取後3~4時間は体内に残ります。

その間は脳の活動が低下して眠りやすい状態になります。

 

しかし、3~4時間では当然睡眠時間は足りずに中途覚醒が起こります。

これは自分では気が付いていないことも多いですが、特に酔っ払って寝ていればなおさら覚えていないです。

 

自分では気が付かない間に途中で起きて、睡眠の質は大きく低下しているということです。

こうなると、睡眠時間は増えても睡眠の役割は果たせていない状態になるので身体も脳も回復しません。

 

寝不足で起こるような様々な問題が起こりますので、寝つきがよくなっただけで睡眠に関する問題は全く解決していないと言えます。

 

ただ、寝酒をする人の言い分として「睡眠薬よりも酒の方が安全」というものがあります。

 

いつも飲んでいるお酒と、使ったこともない睡眠薬では確かにお酒の方が安心かもしれません。

ただ、実際には睡眠薬の方がお酒よりも安全と考えられます。

 

睡眠薬は危ない?睡眠導入剤の安全性とは?

睡眠薬を避けて寝酒に走る人は、やはり睡眠薬は危険という認識があると思います。

 

睡眠薬は2時間ドラマや探偵ものの漫画、映画などでよく殺人事件で使われるイメージがあるので、危険な印象があると思います。

 

実際に現在処方箋で出されている睡眠薬(睡眠導入剤)では、命に関わるような副作用は用法用量を大幅に超えても起こらないと考えられています。

 

実際に用法用量を超えて服用したこともありますが、特に何も起こりませんでした。

 

精神科医の方に話を伺ったときにも、「一万錠くらい飲んだらわからないけど、それだけ飲んだら薬の影響の前に水飲みすぎで違う問題が起こりそう」とのことでした。

 

実際に起こる事故としてはアルコールの過剰摂取の方が多いです。

もちろん、睡眠薬を服用して車の運転などをすれば事故の可能性が大きく危険です。

 

睡眠薬の副作用を考えても、急性アルコール中毒やアルコール依存症などの危険性の方が圧倒的に危険です。

 

そのため、「睡眠薬よりも寝酒の方が安全」とは考えにくく、副作用、睡眠の質、継続的な服用によるリスクなどを考えても睡眠薬の方が安全で効果的と言えそうです。

 

ただ、睡眠薬の睡眠よりも何も服用しない通常の睡眠の方が当然安全で効果的です。

 

なんでも睡眠薬を飲めばOKということもなく、睡眠薬の服用をする場合もその他の睡眠障害対処12の指針でご紹介しているような日常生活の改善と合わせなければ根本的な解決にはなりません。

 

日常生活の改善で睡眠の改善を行い、それでも解決しない場合は睡眠導入剤の使用もサポート的に使うというのが正しい方法と言えます。

 

寝酒は睡眠の質を下げるので、眠る目的での飲酒は避ける

このように、寝酒は寝つきをよくするものの睡眠の質が大きく下がるのでお勧めできません。

 

完全に禁酒というのは難しいですが、少なくとも「寝る目的での飲酒」は避けるべきです。

 

どうしても眠れない場合は睡眠導入剤の服用を検討し、並行して日常生活の改善を行い根本的な睡眠の改善を行う。

 

このような流れが理想です。

 

睡眠薬の服用も医師の診断が必要になりますので、なかなか寝付けない、現在は寝酒をしないと眠れないという場合は一度専門医の受診をお勧めします。

 

いびきや呼吸停止などの症状がある場合も専門医の受診が必要ですが、寝つきが悪すぎる場合も専門医の受診が必要になります。

 

睡眠障害対処12の指針まとめはこちら

 

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