ブルーライトカット眼鏡に効果はある?睡眠健康指導士が解説

ブルーライトカット眼鏡が販売され始めてからしばらく経ち、かなり市民権を得ていると思います。

眼鏡をかけるだけで簡単にブルーライトカットが出来るのと、価格も4,000円程度と気軽に価格ですので広まりやすかったと言えます。

 

そんなブルーライトカット眼鏡の効果に関しては、賛否があるようです。

 

ブルーライトカット眼鏡の効果に関して、睡眠健康指導士の立場とユーザーの立場でご紹介します。

 

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ブルーライトカット眼鏡の効果はあり!

ブルーライトカット眼鏡の効果に関して、まずは実際にブルーライトカット眼鏡を使用しているユーザーとしての感想を言えば「効果大!」です。

 

特にデスクワークが多い方には必須のアイテムと言えます。

スマホの使用時間が長い方にもおすすめです!

 

ブルーライトカット眼鏡を使用した感想としては、とにかく「目が楽」ということです。

これはブルーライトカット眼鏡を使っている時よりも、ブルーライトカット眼鏡をいつも使用している状態で久々にブルーライトカット眼鏡なしでパソコン画面を見るとよくわかります。

とにかく眩しい、そして目が本能的に嫌がっているという感覚です。

 

ブルーライトカット眼鏡の効果を考えるには、そもそもブルーライトとは何かが大切です。

 

ブルーライトの詳しい解説はこちら

 

ブルーライトとは、光の種類の1つでパソコンやスマホ、テレビなどから発せられる光です。

ブルーライトは太陽の光に近い光の種類で、目に対しては刺激が強いものです。

 

まだブルーライトについてわかっていないことも多いですが、太陽光に近い以上目への刺激が強いこと、そして夜に浴びるのは問題があるということは明らかです。

 

ブルーライトによって起こる問題は、次のようなものがあります。

 

・眼精疲労

・不眠

 

眼精疲労は刺激が強いだけでよくわかりますが、不眠に関しては少し複雑です。

 

人間の身体は太陽の光のような強い光を浴びることで睡眠をコントロールしています。

 

朝に強い光を浴びると、メラトニンという睡眠に関わるホルモンの分泌が抑制されます。

そして強い光を浴びてから14~16時間後に再びメラトニンの分泌がピークを迎えます。

 

つまり、睡眠にとっては朝に強い光を浴びる、夜には強い光を浴びないということが理想です。

これは自然界では当たり前のことで特に意識する必要がありませんでした。

 

ところが、エジソンが電気を発明してからその自然が崩れました。

さらにブルーライトが追い打ちをかけました。

 

ブルーライトは朝なら浴びても大丈夫ですが、過度に浴びると眼精疲労を起こし、夜に浴びれば不眠を招きます。

 

つまり、ブルーライトカット眼鏡はその過剰なブルーライトを少しでも防いでくれる優れものと言えます。

 

ブルーライトカット眼鏡で得られる効果とは?

ブルーライトカット眼鏡で得られる効果は、次のようなものがあります。

 

・眼精疲労の軽減

・不眠の軽減

 

まずは眼精疲労の軽減ですが、これは強い光の刺激を直接受けずに一度フィルターを通す形になるので目の負担が減少します。

 

これはブルーライトカット眼鏡の種類によって軽減率が変わります。

 

ブルーライトカット率というものが、この軽減率です。

ブルーライトカット率が高ければ高いほど、ブルーライトカットの効果が高いということです。

 

当然ブルーライトカット率の高いものがおすすめですが、見え方が変わって気持ち悪い場合やなれない場合は少し弱めのブルーライトカット率の眼鏡を選ぶといいと思います。

 

私はブルーライトカット率50%のブルーライトカット眼鏡を使用しています。

 

また、不眠に関しては特に夜のブルーライトカットが効果的です。

そもそもはブルーライトを浴びないことが一番ですが、パソコンとスマホを全く使わないでくださいというのも無理な話です。

 

極力パソコンやスマホの使用時間は短くするに越したことはないですが、現代でそれは仕事にもプライベートにも支障が出過ぎます。

 

そのためブルーライトカットは必須と言えます。

 

ブルーライトカット眼鏡の効果を感じない原因とは?

ブルーライトカット眼鏡を使っても効果を感じないという人も中にはいます。

これは個人的な意見ですが、そのような場合は次のような原因が考えられます。

 

・ブルーライトカット眼鏡だけでは足りないほどブルーライトを浴びすぎている

・目の感覚が鈍い

・眼鏡自体がストレスになっている

 

特に多いのがブルーライトの浴び過ぎです。

あくまでもブルーライトカット眼鏡はブルーライトの軽減で、ブルーライトをゼロにする効果はありません。

 

ブルーライトカット眼鏡をかければ何時間スマホやパソコンを使っても大丈夫というものではありません。

 

また、パソコンやスマホから発せられるブルーライトが強すぎれば、カット率が高くても目に届くブルーライトは多いと言えます。

 

その場合は、ブルーライトカット眼鏡だけでなく他にもブルーライトカット対策が必要です。

 

また、普段眼鏡をかける習慣がない方には眼鏡をかけることそのものがストレスになることがあります。

 

特に度なしのブルーライトカット眼鏡は鼻や耳に当たる部分の調整があまりされていないことが多く、それがストレスになります。

 

耳や鼻が痛い場合は、眼鏡の販売店でフィッティングという調整をしてもらうことがおすすめです。

基本的にフィッティングは無料でやってもらえます。

 

おすすめのブルーライトカット眼鏡はジンズスクリーン(JINZ SCREEN)

このようにブルーライトカット眼鏡にはデメリットもありますが、パソコンやスマホの使用時間が長い現代では必須アイテムと言っていいと思います。

 

おすすめのブルーライトカット眼鏡は、ジンズスクリーン(JINZSCREEN)です。

ジンズはブルーライトカット眼鏡の元祖とも言え、ブルーライトカット眼鏡を爆発的に広めたのがジンズPCです。

 

ブルーライトカット率は現在25%~50%のものが販売されています。

 

おすすめは、ブルーライトカット率40%が見た目も普通の眼鏡と変わらないのにブルーライトカット率が高いということです。

 

個人的には少し見た目があやしいですが、やはりブルーライトカット率50%の眼鏡です。

 

そしてもちろん、ブルーライトカット眼鏡だけでは足りない場合が多いです。

 

パソコンそのものから発せられるブルーライトを減らすアプリや、ブルーライトカットシートなどの対策も合わせて行うとより効果的です。

スマホでもブルーライトカットアプリや設定、ブルーライトカットシートがあります。

 

このようなブルーライトカット方法を駆使して、上手にパソコンやスマホと付き合っていくことが現代では求められます。

 

この記事を書いた人
中谷圭太郎

睡眠健康指導士上級、睡眠検定2級。
自分の睡眠障害を対処しつつ、睡眠情報を発信中。

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