ショートスリーパーとは?ショートスリーパーの定義と特徴

睡眠時間が短い人は年々増え続けています。

これは世界的にみられる傾向ですが、日本では特に睡眠時間が短い人が増えています。

 

日本人の40%が睡眠時間6時間未満と、もはや危険水域と言える現状です。

 

ただ、この睡眠時間が短いか長いかは個人差によって決まります。

 

睡眠時間が短い人を一般的に「ショートスリーパー」と言います。

 

ショートスリーパーになりたい!という人も多いようですが、ショートスリーパーになろうとしてむやみに睡眠時間を削ると健康被害が出ると考えられています。

 

こちらでは、そのショートスリーパーについて解説していきます。

 

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ショートスリーパーとは?ショートスリーパーの定義

ショートスリーパーとは、一般的に睡眠時間が短い人を指して言います。

 

ショートスリーパーという言葉は普段の睡眠時間が短い人のこといいますがあまり明確な定義は知られていません。

 

ショートスリーパーの定義は、次のように言われています。

 

一般的に、6か月以上睡眠時間が6時間以下である人をショートスリーパー(短時間睡眠者)と定義します。

 

つまり、単純に睡眠時間が短ければショートスリーパーということです。

 

冒頭でもご紹介しましたが、日本人の睡眠時間は年々短くなっています。

日本人の40%が睡眠時間6時間未満と言われていますので、日本人の4割はショートスリーパーということになってしまいます。

 

日本人の睡眠時間調査についてはこちらからご確認くださいませ。

 

同じ睡眠時間でも、6時間で足りている人もいれば6時間では不十分な人もいます。

多くの人には、6時間の睡眠では不十分であると考えられています。

 

適正な睡眠時間についてはこちらから

 

6時間で睡眠時間が十分という人は、ある意味特殊な人です。

この特殊な「6時間睡眠でも睡眠が足りている人」のことを本来は「ショートスリーパー」と定義すべきではないかと思います。

 

ショートスリーパーの特徴とは?

ショートスリーパーの定義は、先ほどの6か月以上の間睡眠時間が6時間未満ということでした。

 

では、ショートスリーパーの特徴はどのようなものでしょうか。

 

ショートスリーパーの特徴として、深睡眠の長さがあります。

 

深睡眠とは徐波睡眠とも言い、睡眠段階の初期で現れる深い睡眠のことを言います。

この深睡眠中に最も成長ホルモンが出ると言われていて、この時間を睡眠のゴールデンタイムということもあります。

 

ショートスリーパーの場合、この深睡眠が長く出るため短い睡眠時間でも足りるのではないかと考えられています。

 

ショートスリーパーとロングスリーパーを比較しても、睡眠時間が違うものの深睡眠の長さはほぼ同じという研究結果があります。

 

またレム睡眠も効率よく出るとの報告もあります。

基本的には、普通の人よりも睡眠の効率がいいのがショートスリーパーの特徴と言えます。

 

ただ、これは残念ながら遺伝的な要因が強いと言われています。

 

ショートスリーパーになるには?

ショートスリーパーになりたいという人は多く、ショートスリーパーになる方法を紹介するビジネスも多数あると思います。

 

しかし、遺伝的な要因が強い以上、後天的にショートスリーパーになるのは難しいのではないかと思います。

 

ただ睡眠時間を削れば、睡眠不足による様々な悪影響を受けます。

 

睡眠不足の影響はこちらから

 

1日、2日睡眠時間を削ったところでそこまで重大な問題はありません。

1日くらい徹夜した経験は誰もがあると思います。

 

その時に、深刻な健康被害が出たり日常生活に支障が出たりするほどの影響を受けた人はいないと思います。

 

ただ慢性的な睡眠不足は脳の機能を低下させ、様々な悪影響を及ぼします。

 

むやみに睡眠時間を削るということは、このような影響をまともに受けることになります。

 

時間が足りないから睡眠時間を削るという発想は誰もが持つと思いますが、そうして時間をひねり出す代わりに脳の機能低下による質の低下を招きます。

 

そしてそれは自覚しにくいものです。

無理にショートスリーパーになろうとすることは、デメリットの方が多いのではないかと思います。

 

この記事を書いた人
中谷圭太郎

睡眠健康指導士上級、睡眠検定2級。
自分の睡眠障害を対処しつつ、睡眠情報を発信中。

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