睡眠不足は死を招く?睡眠時間と死亡率の関係

睡眠不足は、身体に様々な悪影響を与えます。

その中でも極めて危険性が高いものが、「死亡率が上がる」ということです。

 

これはもう睡眠不足にはデメリットがあるという次元の話ではなく、非常に危険なことです。

 

「若いんだから多少寝なくたって死なないよ」と考える人も多く、こんな話は聞いたことがあると思います。

しかし、実際に睡眠時間と死亡率の統計を取ると、睡眠時間が短いと優位に死亡率が高まると言われています。

 

若い世代の突然死が多いですが、それも睡眠不足と無関係ではないと思います。

働き方改革で「過労死」が問題になりますが、「過労による睡眠不足」も大きな原因と考えられます。

 

そんな睡眠不足と死亡率について解説していきます。

 

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睡眠不足になると死亡率が高まる!睡眠時間と死亡率の関係

睡眠不足には様々なデメリットがあります。

ただ、多少寝不足でも割と普通に活動できるという経験をしたことがある人多いと思います。

 

一日徹夜したくらいでは、深刻な問題は起こりません。

ただ、長期間の睡眠不足は深刻な健康被害を招きます。

 

睡眠不足の影響の解説はこちら

睡眠不足の影響とは?睡眠不足の危険性と症状解説
睡眠不足になると、脳にも身体にも異常が起こります。 特に脳の機能が低下は大きく、記憶力低下や判断力低下から交通事故・学力低下などの影響があります。

 

その中でも健康被害どころか深刻な問題となるのが、死亡率が高まるというものです。

健康に悪そうなのはイメージしやすいですが、死亡率が高まるまでいくとさすがに怖いものです。

 

ただ実際に統計を取るときれいに傾向が出ます。

 

こちらが、睡眠時間と死亡率の関係をまとめたグラフです。

睡眠時間と死亡率の関係

参照:睡眠検定ハンドブック

 

これは睡眠時間が適正と考えられる時間帯を1として、それよりも睡眠時間が長い場合、短い場合に死亡率が高まるかどうかを調べたものです。

 

このように、睡眠時間と死亡率の関係性はU字曲線を描きます。

つまり、睡眠時間が短ければ死亡率が高まり、長すぎでも死亡率が高まるということです。

 

睡眠時間が4時間半を切れば、実に1.6倍の死亡率となります。

 

そして、日本人の40%が睡眠時間が6時間未満という調査結果もあります。

 

日本人の平均睡眠時間は?厚生労働省の調査結果

日本人の平均睡眠時間は?厚生労働省の調査結果
日本人の平均睡眠時間は?厚生労働省の調査結果が発表されています。 この厚生労働省の調査結果では、日本人の平均睡眠時間っはどんどん短くなっていることが分かります。 特に睡眠時間が6時間未満の割合が増え、約4割が平均睡眠時間6時間未満と言われています。 睡眠不足の影響を考えると、非常に怖い調査結果です。

 

つまり、データ上40%の日本人は睡眠時間が短いために死亡率が10%ほど高まっているということです。

 

寝不足で死亡率が高まる原因とは?

寝不足になると死亡率が高まる原因は、様々な要因が考えられます。

 

まずは、睡眠時間と死亡率だけではなく、様々なデータがこのU字型の曲線を描きます。

 

例えば、睡眠時間と肥満度を比較したグラフでもこのU字型です。

つまり、睡眠時間が長すぎでも短すぎでも肥満率が高まります。

 

また、睡眠時間と虚血性心疾患の危険性を調べたデータでも同じようなU字型を描きます。

 

参照:睡眠検定ハンドブック

 

肥満率が高まれば、当然死亡率も高まります。

生活習慣病などのリスクも高まりますので、当然の結果だと思います。

 

虚血性心疾患に関しては、睡眠時間が5時間を切れば危険性は1.5倍ほどになります。

 

また、脳の機能は睡眠時間が6時間を切った状態が2週間続けば酔っ払った状態とほぼ同じ機能しかないと言われています。

 

睡眠時間6時間未満は酔っ払いと同じ?

 

脳の機能が低下すれば、事故などのリスクも当然上がります。

また、ストレス過多になるので様々な疾患リスクも上がると推測できます。

 

解明されていないもの、データがはっきりないものも含めても、あらゆるリスクが高い状態と言えると思います。

 

突然死と睡眠時間の関係、自殺と睡眠時間の関係などもおそらく同じような結果になるのではないかと個人的には思います。

 

睡眠時間が長すぎも死亡率が高まる

睡眠時間が短ければ死亡率が高まると言われればイメージしやすいですが、長すぎでも死亡率が高まります。

 

これは意外だと思いますが、死亡率だけでなく先ほどの肥満度なども同様に睡眠時間が長すぎでも同じくよくない結果が出ます。

 

多くの日本人は睡眠時間が長すぎよりも、睡眠不足を心配した方がいい現状ですので、睡眠時間が長すぎることはそこまで気にしなくていいと思います。

 

ただ、高齢者は注意が必要です。

高齢者の場合は、年々睡眠時間が短くなるようになるのが普通です。

 

適正な睡眠時間は、年齢とともに変化します。

 

適正な睡眠時間とは?

 

「若いときはもっと眠れたのに最近は眠れない」という高齢者の方も多いですが、それは自然なことです。

 

特に高齢者の場合は、昼寝の長さにも注意が必要です。

404 NOT FOUND | 睡眠健康指導士の快眠情報サイト

 

若年層から50代くらいまでは睡眠時間が短くならないように、高齢者では睡眠時間が長すぎないように気を付けることが必要です。

 

働き方改革で睡眠不足は無くなる?

働き方改革で、長時間労働をなくすように取り組まれています。

睡眠不足の原因を考えると、確かに長時間労働は大きな要因です。

 

ただそれだけではないとも言えます。

 

通勤時間の長さもあり、とにかく現代人は忙しいです。

 

長時間労働+通勤時間の長さが仕事にかかる大きな時間と言えますので、トータルの改善が必要です。

 

また、24時間社会も睡眠時間を削る大きな問題です。

 

終電の遅さ、24時間営業のサービスの増加など仕事以外でも睡眠時間を削る要因は様々あります。

 

24時間営業の規制、終電の短縮化なども進めなければ、働き方改革だけでは睡眠時間の改善は難しいと考えられます。

 

単純に睡眠時間を増やすためには、働き方改革よりも24時間営業の規制や終電の短縮の方が効果は高いと思います。

電車の24時間化などがおこれば、それこそ日本人の平均睡眠時間はさらに削られると思います。

 

働き方改革だけでなく、トータルで睡眠時間を確保する社会に変えていかなければならないことを、この睡眠時間と死亡率の関係が示唆していると思います。

 

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