ノンレム睡眠とは?ノンレム睡眠の特徴を睡眠健康指導士が解説

ノンレム睡眠とは?ノンレム睡眠の特徴を睡眠健康指導士が解説

 

睡眠の種類は大きくレム睡眠とノンレム睡眠に分けられます。

よくレム睡眠は浅い睡眠でノンレム睡眠は深い睡眠と思われがちですが、実際には違います。

 

そんな誤解が多いレム睡眠とノンレム睡眠ですが、こちらではノンレム睡眠について解説していきます。

 

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ノンレム睡眠とは?ノンレム睡眠の特徴

ノンレム睡眠とは、睡眠の種類の一種です。

睡眠の段階は色々な分け方がありますが、大きく「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」に分けられます。

 

意味の通りですが、レム睡眠ではない方がノンレム睡眠ということになります。

 

レム睡眠とは、英語でRapid eye movement sleepと言います。

これを略してREM sleep、日本語読みしてレム睡眠です。

 

Rapid eye movement sleepとは日本語に直訳すれば、急速眼球運動睡眠です。

これはレム睡眠中に見られる特徴で、目がキョロキョロと急速に動く現象です。

 

これに対してノンレム睡眠は、英語でNon Rapid eye movement sleepとなります。

つまり急速眼球運動がない睡眠ということです。

ノンレム睡眠の直接的な意味としては、レム睡眠じゃない方の睡眠と言えます。

 

ノンレム睡眠の特徴としては、次のようなものがあります。

 

・急速眼球運動が見られない

・脳が休む段階(疲労物質・ストレス物質の除去)

・宣言的記憶の整理

・4段階に分かれる

 

ノンレム睡眠は、睡眠の中でも多くの割合を占める睡眠です。

その為、睡眠の役割の多くを担います。

 

その中でも特に重要なものが、脳の回復です。

正確に言えば、脳の疲労物質・ストレス物質の除去です。

 

これは覚醒中(起きている間)にはできませんので、睡眠中にのみできることです。

睡眠は休んでいる時間と思われがちですが、実際には覚醒中の70%くらい脳は働いています。

休んでいるというよりも、違う仕事をしているという方が的確かもしれません。

 

疲労物質の除去・ストレス物質の除去ですので、脳内の掃除です。

掃除をしなければ、当然脳内は散らかります。

 

ストレス物質の除去が上手くいかない脳は、ストレス過多となります。

よく睡眠の世界では「キレるは現代病」と言われます。

 

睡眠不足が深刻な現代では、ストレス物質の除去が出来ていない人が多くキレやすい人が多いと言えます。

 

「なんでそんなことでそこまでキレるのか理解できない」というようなニュースが多く見られますが、その人の人格を問題視する前に、ストレス物質の除去が出来ていな状態、つまりは睡眠不足を問題視する方が解決に繋がるかもしれません。

 

ノンレム睡眠=深い睡眠ではない!

よくノンレム睡眠は深い睡眠と言われますが、これは誤りです。

正確に言えば、半分正解くらいでしょうか。

 

ノンレム睡眠は4段階に分けられます。

 

名前はそのままで、「睡眠段階1」「睡眠段階2」「睡眠段階3」「睡眠段階4」です。

睡眠が始まると睡眠段階1から始まり、睡眠段階2、睡眠段階3と進んでいきます。

 

この段階が進むにつれて深い睡眠となります。

その後再び睡眠段階が戻っていき、浅くなってからレム睡眠が出現します。

 

そして再び睡眠段階が深くなり、また浅くなってレム睡眠を迎えるという流れが繰り返されます。

 

つまり、ノンレム睡眠=深い睡眠ではなく、睡眠段階3と睡眠段階4が深い睡眠と言われています。

この深い睡眠のことを、深睡眠もしくは徐波睡眠(じょはすいみん)と言います。

 

深睡眠は主に睡眠の最初の段階に訪れます。

睡眠の最初の4時間程度のみに出現し、この時間帯に成長ホルモンが最も分泌します。

 

これが「22時~2時が睡眠のゴールデンタイム」という誤解を生んでいます。

正確には22時~2時ではなく、最初の4時間です。

 

ノンレム睡眠の割合は?

そんなノンレム睡眠の割合ですが、睡眠全体の75%程度であると言われています。

これには個人差もありますので、一概には言えませんのであくまで目安です。

 

レム睡眠は睡眠の後半に多く出現しますので、睡眠時間が短いともっとノンレム睡眠の割合が高いと言えます。

 

ただ、レム睡眠とノンレム睡眠は役割が違いますのでレム睡眠が長ければ良いということはありません。

 

また、ノンレム睡眠の中でも特に深い深睡眠が重要ではありますが他が不要という訳ではありません。

 

深睡眠が見られる4時間程度で睡眠時間を終えてしまえば、脳の回復も不十分で脳の機能に問題が起こります。

 

6時間睡眠を2週間続けると酔っぱらいと同じ脳の状態になるという実験結果もありますので、深睡眠だけですべてを解決できないことがわかります。

 

もしかすると、睡眠段階1や睡眠段階2で行われている何かを解明できていないだけかもしれません。

 

ノンレム睡眠の役割とは?

ノンレム睡眠について解説していきましたが、ノンレム睡眠の役割をまとめるとこうなります。

 

・深睡眠で成長ホルモンの分泌を促す(お肌の再生、筋力アップなど)

・脳の疲労回復(疲労物質・ストレス物質の除去)

宣言的記憶の整理(学力アップなど)

 

簡単に言えば、脳の回復です。

 

ストレスの除去、記憶の整理など脳のメンテナンス時間とも言えます。

 

これは学力アップにも繋がります。

逆に言えば、睡眠不足=学力低下+キレやすいということになりますので、問題のある子供は睡眠不足の可能性が高いです。

 

また、成長ホルモンの分泌はノンレム睡眠の中でも睡眠の最初の方に現れる深睡眠(徐波睡眠)で多く分泌されます。

 

筋トレやスキンケアだけでなく、しっかり睡眠をとることも大切です!

 

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